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「赤い屋根の家」と野原家~「江藤淳と少女フェミニズム的戦後」勝手補論~

ぼくは自分の小説家や批評家への嗜好の根底に、その書き手の「家」に対する忸怩
の有無が大きく作用しいていることに薄々、気づいている。
ここ「家」というのは、家制度とか家族を意味しない。
自身の器、棲み家としての「家」であり、ぼくが江藤淳の批評を興味深く思うのも
あるいは柳田國男の民俗学を否定できないのも、三島由紀夫にある同情を感じるのも
一つには彼らの「家」に対する奇妙な屈託ゆえである。

「家」への屈託とは、言い換えればうまく家がつくれない、という感覚である。
あるいは全ての失敗の原因が家の形にあるという忸怩である。
だからこそ彼らはそのことをめぐって莫大な労力を費やせずにはおれない。
そして徒労ともいえる過程が一つの批評なり思想となって輪郭を結んだとき
ぼくはその仕事に思想的立場の差異を越えて深い関心を寄せるのであり
同時に徒労がまさに徒労として終ったときでさえ、ぼくはそれらを必ずしも
否定できない。

少なくとも、そこには「家」をめぐる屈託の所在が認められるのであれば
それは、ぼく自身が拘泥する困難さをめぐっての少なくともささやかな道標に
なるのだから。


(大塚英志さんの「江藤淳と少女フェミニズム的戦後 サブカルチャー文学論序章」より)



ということで「家」、とりわけ「赤い屋根の家」についてである。

なぜ“赤い屋根”なのかというと

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

◯◯VS×× ~「君よ憤怒の河を渉れ」と馬~

前書いたとおり政治の話はしません、以上。




映画の評価なんて玉虫色で、本国では全く評価されてなかった監督や作品が
余所の国に持ちだされた途端、そこの国の人にウケてしまったなんてことは多々ある。

ジュリアン・デュヴィヴィエさんという監督さんが居て
作品に通底する浪花節が日本人と相性が良かったのか、我が国では随分と評判が高かったのですが

我が国ではペペルモコさんの名が「色男」の代名詞として用いられてた。

ウィキペディアにも書かれてるように、映画研究家のジョルジュ・サドゥールさんに
「東洋の一小国だけにおいて、熱烈な観客がいる」と言われたくらいで
更に、全盛期を過ぎた後も、ヌーヴェルヴァーグの連中にボロクソに叩かれた
―このへんは薄っすらと記憶にある―くらい酷い扱いを受けてて
現在では復権してますが、まあ当時のフランスでは評価は高くなかったようです。

今の日本で例えるなら

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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

シャフ度はどこからきたのか~「魂狩」について~



「SHAFT!」
ということで、何度もしつこいが「まど☆マギ」や「化物語」で有名になったシャフ度である。

シャフ度_compressed


ハウフルス製作の番組(アド街、タモリ倶楽部)みたいな感じの出だしで大丈夫かしら。

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テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

「ミュウツーの逆襲」の問題点~首藤剛志さんとパラレルワールド~

注:
本稿を書く上で捨象、なるべく表現を柔らかくするためにボカした書き方をした部分が有りましたが
ぼかしすぎて的外れのように見えてしまったことで
コメントでそれが不評だったことと、分かりづらかった部分があったので
追記・改訂して直接的かつ、なるたけわかりやすい表現を、わかりやすくしました。

あと首藤さんのコラムを「読め」と書かれていましたが、予めひと通り読みさらっていましたので
首藤さんのコラムを引用して、逐一作品と照らしあわせて細部を検証し改訂するようにしました。
エンタメ大好きさんご指摘ありがとうございましたm(_ _)m

また、故人を非難するものではなく、故人の作風を再発見し評価するための批評であることを
予めご理解くださいm(_ _)m





今回は現在も人気を博している「ポケモン」の映画「ミュウツーの逆襲」の問題点と
その脚本家、首藤剛志さんの世界観について語ろうと思います。
意外なことに、押井守さんやあがた森魚さん、果ては稲垣足穂さんもこの話に関わってくるので
「なんだ、子供向けアニメの話か」と鼻で笑って立ち去らないで、最後まで読んでいただければ幸いです。

さて

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テーマ : ポケモン
ジャンル : ゲーム

同棲時代→結婚生活は本当? ~あゝ同棲生活変遷史~

ボーっとyoutubeで動画を漁っていたら(と言ってもネットをしている間は大抵呆けているのだが)
若者の未婚化に関して論じている動画をたまたま目にした。

自分にとっては要領を得ない話だったので、なんとなく“見流して”いたが
引っかかる点が一つあった。
それが、ここ↓

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